最近、寺社仏閣が何者かによって悪戯や落書きなどがされるニュースを、聞いたことはありますか。
横浜の神社では、2026年10月5日、表鳥居の前の狛犬がハンマーで叩かれ、顔や肩が欠けてしまいました。京都の伏見稲荷大社の近くでは、参道沿いの竹に名前を刻む落書きが、周りの私有地だけで100本以上見つかっています。刻まれた竹は元に戻らず、枯れてしまうそうです。
大切な場所が傷つけられると、自分のことのように胸が痛む。そして、怒りがなかなか収まらない。まじめで思いやりのある方ほど、そうなりがちです。
怒りを思い出すだけで、血管の働きが落ちる
アメリカのコロンビア大学などが280人を調べた研究では、怒りを感じた出来事を8分ほど思い出してもらっただけで、血管が広がる力が落ち、それが40分ほど続きました。悲しみや不安を思い出した人には、はっきりした変化は見られませんでした。
『法句経』の言葉
お釈迦さまの言葉を集めた『法句経』には、こうあります。怨みは、怨みによっては決して静まらない。怨みを捨ててこそ静まる。
許せないことを許せ、という意味ではありません。怒りを抱え続けて傷つくのは、まず自分の体だ、ということです。
今日の小さな実践
ニュースに腹が立ったら、その気持ちを、近くの神社やお寺へ足を運ぶことに使ってみてください。手を合わせるだけでも、境内の落ち葉を一枚拾うだけでも構いません。
不審な人を見かけたときは、近づかずに神社か警察へ連絡してください(富岡八幡宮の呼びかけより)。


